2014年2月20日木曜日

教育の優先順位

 国レベルで教育は何を優先順位として高くするのか悩んでいるように思える。 東京で2020年にオリンピックがあるということで、スポーツ教育に力を入れてくることは間違いないだろう。
  また、PISAという国際学力試験の結果が悪いとかいうことで、脱ゆとり教育のながれがあり学力向上を求めていることも近年の流れであろう。 学力は、今のところ、試験の点数と考えていいようだ。難関大学にも、ペーパー試験で高得点を取れば入学することができる。  子供が学ぶ学校では様々な問題がある。まず、教員の仕事が多忙であることだ。 生活指導、進路指導、保護者対応、学校行事などと並行しながら授業の教材開発、授業準備をしなければならない。 しかも、学校というのは中小企業みたいなもので学校単位で組織が閉鎖されており、同じことを教えているのに教材をシェアしようなんていう流れは全く感じられない。 とても、非効率的な社会である。 そんな中、サービス業の過剰なサービスが原因か、教育業界にも同様に要望が多数寄せられる。 写真に子供が映っていない、説教された内容に不満がある。 あれしてくれ、これしてくれ。登下校中の見回り、下校後の指導など地域の人からの要望も多い。  学校は人間教育をするとことであるが、あくまで学習をするために行くところである。 つまり、授業を通じて勉強するところである。 時間を守る、ルールを守るといった基本的なところも、もちろん大切であるが。 あれもこれも、やれということで、要望が多すぎる。 結果、多くの生徒は受験のために塾へ行き学ぶ。

しかし、部活動をしている生徒などは、土日も活動があり、放課後の遅い時間に塾にいっても睡眠不足になり 授業中に寝てしまったり、学校でイライラして友達とトラブルを犯してしまったりする。 家庭は共働きが増え、両親が帰ることが遅くなることも多い。 学校だけでは、子供の面倒をみることができないので。民間と行政が一体となって教育に参画する方法はないものだろうか。 もちろん、予算がないことは分かっているが。日本人は60歳以上の人が多くの資産を抱えている。 こういう資産を、教育のような未来への産業に使えないのかなと思ってしまう。 世界で戦える学力向上のためには、環境を整備していかなければいけない。 一体、何を優先順位上位に置くかが今後も注目される。





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