2015年10月6日火曜日

保護者の責任と要求

 学校現場にはしばしば保護者(親)からの要求やクレームが来ることがある。成績が間違っているとか、教師が生徒を殴って傷つけてしまったなんていうことなら文句を言われても仕方が無いんだと思う。

でも、中には理不尽な要求や、家庭教育そのものが成り立っていない場合があり、家庭教育で行うべきものを学校や教師に押し付けて場合がある。

 子供が万引きや喫煙をしたとする。万引きは窃盗であり、何歳になっても許されることの無い犯罪である。

喫煙も、20歳まではしてはいけないことで18,19歳であっても犯罪なのだ。こういったことが中高生に起こると、教師が指導をしなければいけない場合がある。

犯罪なので警察にお世話になることもあるが、こういった非行を学校が知った場合にはなんらかの対応を求められるのが昨今の事情である。

 上記のような犯罪を犯す子供の原因として、家庭での教育が十分ではないことがある。喫煙を許容してしまったり、物をとってもやんちゃでいいなといったような、昔のヤンキーみたいな人がかっこいいと思う文化があったりして、犯罪を親が認めてしまっているのではないかと思う。

こういったことが周りの保護者や社会に伝わると、先生が悪いんだ、全校集会をして二度と無いように周知徹底をしろなどろいわれる。
 
 生徒同士のトラブルや、軽度ないじめが起きた場合でも学校や教員の対応が悪いんだと教員が責められることがある。

 保護者は子供に普通教育を受けさせるだけでなく、”しつけ”をしっかりとすることが大切なのにそれをせずに学校に子供が来て、問題を起こして、その対応でものすごい時間と労力を要する。

 保護者は要求をするだけでなく、自分たちの家庭で行うべき教育をする責任があるのだ。

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