2026年9月11日金曜日

記憶と喪失

 勉強でも日常生活でも人は1日を単位として記憶したり、忘れたりを繰り返している。

例えば語学や数学など勉強と言われる一般的なものをしても、覚えた直後、つまり、手本を見ながら目を逸らして再現するといったことは簡単にできる。これは覚えた気になる。真似をしてくださいといって、耳で聞いたある単語をそのまま繰り返すことも簡単にできる。

しかし、寝て起きるとまた状況が変わる。こんなもの見たことあったか?初めて見聞きしたのか。知っているようだけれど、意味は分からない。どうせ忘れるならやっても意味ない。記憶できていないことに少しショックを受けるかもしれないけれど、またやってみると自然と定着していくものだ。いつ覚えたんだろう。

発酵とは違うけれど、記憶にもやはり寝かせてしばらく置いておいて、新しい記憶と統合させたり、区別したりと脳細胞でネットワークができるのだろうか。

また、インプットには大きく、視覚と聴覚があると思う。つまり、耳と目である。それ以外のニオイ、味、暑い寒い・接触、これらは食事や安全管理のためのものであり、大きくは視覚と聴覚である。

美食は5感の芸術と言えるだろうか。

脳には前頭葉というところがあるそうだ、頭のまえの出っ張ったところだ。考えすぎたり悩んだりすると、ここが盛り上がって重くなったように感じる。血流が多くなったのだろうか。

話を戻して、覚えたいものを短時間で確実に覚える。エビングハウスの忘却曲線らしいがどうなるのだろうか。

いつも思うのが、知らない建物や道、最初は全然分からなかったのに、1年くらい経つと手を取るように分かる。これが繰り返しの記憶なのか。とにかく、触れて、脳に複数回インプットすることが大切なそうだ。

では、ズボラな自分ではどうなるだろうか。すぐに忘れてしまう、面倒くさくなってしまう、あれもこれもやりたくなる。色々とあるもんだ。

記憶はどうすれば定着するのか

勉強した直後は「覚えた」と感じても、翌日になると驚くほど思い出せないことがあります。

語学でも数学でも、見本を見た直後なら再現できます。しかし、それは本当に長期記憶になったとは限りません。

エビングハウスの忘却曲線が示した大切な点は、人は覚えた直後から忘れていくということです。

ただし、忘れたからといって、最初の勉強が無駄になったわけではありません。一度学んだものは、再び触れたときに覚え直しやすくなります。

記憶を定着させるために重要なのは、

何度も読むことより、何度も思い出すこと。

例えば、

覚える
→ 答えを隠して思い出す
→ 寝る
→ 翌日にもう一度思い出す
→ 数日後にまた確認する

という流れです。

特に「何だったかな」と少し忘れかけた状態から思い出すことが、記憶を強くします。

睡眠も重要です。寝ている間、脳は学習した情報を整理し、既に持っている知識と結びつけています。

だから、

勉強して寝て、翌日に思い出すところまでを一つの学習

と考えるとよいでしょう。

知らない街も同じです。

最初は道も建物も分からないのに、何度も歩いていると、いつの間にか地図を見なくても分かるようになります。

特別に暗記したわけではありません。

何度も触れたことで、頭の中に情報のネットワークができたのです。

語学や数学も同じです。

一度で完璧に覚えようとする必要はありません。

ズボラな人なら、復習ルールは三つくらいで十分です。

① 覚えた直後に一度思い出す
② 翌日にもう一度思い出す
③ 忘れていたものだけ、また後でやる

覚えているものは飛ばして構いません。

大切なのは、忘れないことではありません。

忘れても、もう一度思い出すことです。

記憶は一回で完成するものではなく、

忘れる → 思い出す → また忘れる → また思い出す

という繰り返しの中で、少しずつ定着していくものなのだと思います。

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